デジタルアクセシビリティアドバイザーに認定されました!

一般社団法人日本支援技術協会より、デジタルアクセシビリティアドバイザー認定 Standardレベル2024を授与していただきました。

認定試験に向けた公式テキストを読んで初めて知ったことも多く、とても勉強になりました。

様々な方のデジタル機器の利活用を適切にサポートできるよう今後も取り組んでいきたいと思います。

デジタルアクセシビリティアドバイザーについては、下記のリンクをご参照ください。
https://daa.ne.jp/

八丈町立三根小学校研究発表会で講師を務めました!

令和5年度八丈町教育研究奨励校である、八丈町立三根小学校の研究発表会で講師を務めました。

三根小学校は、「コミュニケーションを豊かに、より効果的に行う児童を育むための取り組み」を研究テーマに、「ICTを活用しながら、目的・他者への意識をもったアウトプットに取り組み、コミュニケーションの質と量を高める」授業づくりを進めてきています。

6月の校内研究会にお声かけいただいた時は、6年生の図画工作の鑑賞の授業を拝見しました。
4年生の作品を鑑賞し、「推しの1枚」をグループで話し合って見つける、という子どもたちのコミュニケーションを大切にした授業でした。

授業後の対話型協議会では、アウトプットとフィードバックをテーマに活発な意見が交わされ、授業の捉え方や今後の展開について、私も学びを深めることができました。

講演では、「子どもたちの問いをどう作り出すか」「自分ごととして作品を鑑賞することができるか」という視点からお話をさせていただきました。
それから半年が経った今回の研究発表会では、全校でPadletが駆使され、コミュニケーションとアウトプットを大切にした授業が展開されていました。

「八丈島の魅力をどう伝えて広げるかの動画制作」「地元の食材を生かし、環境にも配慮した献立の考案」「読み手をワクワクドキドキさせるような物語づくり」「"じょうぶ、はやい、高い、遠い、おもしろい"おもちゃを作るためのパワーアップ大作戦」など、どれも研究テーマを意識して取り入れた工夫がよく分かる研究授業でした。
研究協議会でもPadletをベースに意見の共有がなされ、当日の資料も指導案もアンケートもすべてPadlet上にアップされているという、Padletのよさをフル活用した研究発表会でした。
講演では「クリエイティブなアウトプットを育むICTの活用」をテーマにお話をさせていただきました。

大人も子どももワクワクとアイデアを生み出せる授業づくりがクリエイティビティを育みます。

そのためには、アイデアを引き出し広げるファシリテートや、心理的安全性、どんな案も否定されず、新規な発想を歓迎する場づくりが大切になってきます。

そうした場の中で、コミュニケーションや表現のツールとしてICTを活用することができれば、デジタルのよさを生かしたクリエイティブな学びが展開できていくのではと考えています。
八丈島は強風が吹いていることが多く、今回も飛行機が着陸できるかどうかという条件付き運航でした。

着陸直前に三根小学校の校庭から飛行機に手を振ってくれている様子が見え、無事に到着ができて本当によかったです。

三根小学校のみなさん、ありがとうございました!

山形県立鶴岡高等養護学校で公開研究会講師を務めました!

「自ら気づき、考えて行動する生徒を育成する授業づくり〜確かな学びをつなぐカリキュラム・マネジメントの構築〜」をテーマに研究を進めている、山形県立鶴岡高等養護学校の公開研究会で講師を務めました。

美術の研究授業では、砂絵の共同制作のための素材がたくさん準備されており、その組み合わせでアイデアを広げながら、「こうしたい!こう作りたい!」を実現できるような授業の工夫がされている様子がよく分かりました。

また、「お互いに作品のいいところを見つけて発表する」という活動を設定することで、生徒の見つけたことを発展させ、意味付けたり価値付けたりするファシリテーターとしての教師の役割が意識されていました。

どんな表現でも受け入れてもらえるという安心感が、生徒さんたちの制作意欲や創造性をさらに高めることにつながっていたと感じます。

3つの研究授業を見学しながら、この授業でICTを取り入れるとしたらどんなアイデアがあるか、ということをあれこれ考える機会をいただきました。
研究協議会後の講演では、「子どもたちの長所や強みを引き出すためのICT活用」をテーマにお話をしました。

子どもたちの「長所・強み」に着目し、可能性を引き出して発揮するには、「問い」や「あなたはどう感じるか?どう考えるか?」といった子どもたちに委ねるアプローチ、言語だけでなく非言語の世界の豊かさを引き出す視点、社会とつながりフィードバックを得られる機会、などが大切ではと考えています。
従来の授業のスタイルだとICTを取り入れるのはなかなかやりにくくなってしまうのですが、「発問」や「学習課題」の工夫に取り組む授業づくりを進めていくと、そこにICTをうまく取り入れていく可能性も広がっていきます。

講演後に「感じたこと・気づいたこと」をPadletに共有していただくと、「これから授業で早速使えそうなアイデアをたくさん知ることができました。」「生徒主導の授業の進め方や視覚的にわかりやすく伝える方法など思いもよらない方法ばかりで勉強になりました。」など、ポジティブなフィードバックをたくさんいただきました。

山形県立鶴岡高等養護学校のみなさん、ありがとうございました!