外部専門家として特別支援学校で講演を行いました!

今年度から新しく外部専門家を務める東京都立高島特別支援学校で講演を行いました。
講演では、ICTの活用を考える際に、アナログで制作したものをデジタルツールでさらに別の活動やアウトプットに展開する視点を初めにお話しました。
たとえばこれ。

長男が小学生の時に学校で作ってきた木のキャラクターたち。当法人のホームページにも登場してる子たちです。
これをそのまま飾ってももちろんいいのですが、もしICTを活用するとしたら、どんな方法が考えられるでしょうか。

たとえばアプリ「KOMA KOMA」を活用し、キャラクターを少しずつ動かしてコマ撮りアニメーションにしてみるのはどうでしょう。自分が作ったキャラクターが映像として動き出したら、とてもワクワクできると思います。

さらに、KeynoteやiMovieを活用して、映像に図形を入れたり、サウンドトラックを追加したりすると、1つの映像作品として仕上げることもできます。音楽が入ると、とても生き生きした映像になることが体験できると思います。


また、キャラクターをカメラで撮影し、Keynoteに取り込んで背景を削除してみると、いろいろな世界にキャラクターを登場させることも可能です。アニメーションを追加すれば、画面上でキャラクターを動かすこともできます。

こうした方法が分かれば、調べたり考えたりした学習の成果を自分の作ったキャラクターが紹介する、といったプレゼンテーションに展開することもできるでしょう。ICTを活用して、教科を横断した形での学習に発展させられます。

ICTを活用するとなると、アナログかデジタルかの二者択一をしなければならないと考え、「アナログのよさがなくなってしまうのではないか」と感じる方もいらっしゃるのですが、上記のような活用の仕方だと、アナログのよさを生かしつつ、デジタルならではの活動に発展させるということが可能になります。

講演では、実際に特別支援学校でiPadをどんな風に活用しているかについて、下記の動画をご紹介しました。2019年に東京都立石神井特別支援学校で行なったSDGsをテーマとした授業の様子が紹介されています。
よろしければぜひご覧になってみてください!

iPadが子供の潜在能力を引き出す。ある特別支援学校の取り組み(bouncy, 2019年5月)

ICTをうまく活用し、子どもたちも先生方もワクワクする学びへと展開できるといいですよね。今後もアドバイザーとして定期的に訪問し、そのお手伝いを進めていければと考えています。

未来の先生フォーラム2023でシンポジウムを開催します!

8月19日・20日に桜美林大学新宿キャンパスで開催される「未来の先生フォーラム2023リアル」で、シンポジウム「ともに学び、生きる〜共生社会に向けた新たな教育のデザインー特別支援教育の視点からー」を開催します。

近年社会や産業の急激な変化に伴い、ダイバーシティ&インクルージョンがイノベーションに不可欠という認識は一般的なものになってきました。
その一方で、今後の社会を担う子どもたちを育てる学校教育は既存の在り方からなかなか変われず、「全ての子どもたちの可能性を引き出す」学びを充実できていないのが現状です。
これからの学校を多様な子どもたちが学ぶ場にしていくためには、どのようなシステムやデザインが必要か、インタラクティブなワークをまじえて会場のみなさんとも一緒に考えていく機会がもてればと思っています。

登壇者に、HILLOCK初等部スクールディレクターの蓑手章吾さん、特定非営利活動法人東京都自閉症協会役員の綿貫愛子さん、東京都立中野特別支援学校CSV(センター的機能スーパーバイザー)および都立中高一貫教育校通級指導教員の堀切美和さんをお迎えし、それぞれの専門的立場から話題提供と提言をしていただきます。

よろしければこちらからぜひお申し込みください。




iPadで学ぼう遊ぼう〜デジタルクリエーション講座〜第25回を開催します!

iPadで学ぼう遊ぼう〜デジタルクリエーション講座〜第25回は、特別支援×ICT×アートのおもしろワクワク実践のご紹介です。

子どもたちの表現の可能性を引き出すいろいろな授業アイデアが満載の本イベント。たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

よろしければぜひこちらのリンクからお申し込みください!